書誌情報
- 出版社
- G. Schirmer, Inc.
- 品番
- ED3502 (HL 50337080)
- ISBN
- 9780793555352
解説
1940年3月に完成した、マリンバ独奏とオーケストラのための3楽章の作品。演奏時間は約15分です。 (出典の解説の要約)
米国の作曲家ポール・クレストンの《マリンバと管弦楽のための小協奏曲》作品21は、マリンバ独奏と管弦楽のための最初の協奏曲として広く知られています。Percussive Notesの初演者インタビュー と演奏史研究 も、その歴史的位置づけを記しています。全3楽章で、リズムと叙情性を備え、協奏曲の独奏楽器としてマリンバの可能性を示すために書かれました。
Orchestrette Classiqueの指揮者フレデリック・ペトゥリーデス(Frederique Petrides)の委嘱によって作曲され、彼女に献呈されました。原曲はマリンバ独奏と管弦楽のための作品で、出版社は管弦楽編成を「2111/2000/timp/str」と記載しています。この略記が表す編成は、独奏マリンバ+フルート2、オーボエ1、クラリネット1、ファゴット1、ホルン2、ティンパニ、弦楽合奏です。このカタログの略記では、弦楽器の人数は示されていません。
楽章構成
- I. Vigorous — 3/4拍子。リズミカルな主題と歌うような主題を管弦楽が提示し、マリンバ独奏が展開します。
- II. Calm — フルートの導入に続き、マリンバが4本マレットによる和音の主題を奏でます。
- III. Lively — 6/8拍子。スケルツォと終曲を兼ね、多彩なリズムを軸に進みます。
初演
1940年4月29日、ニューヨークのCarnegie Chamber Music Hall(現在のWeill Recital Hall )で初演されました。マリンバ独奏はルース・ステューバ(Ruth Stuber、後のRuth Stuber Jeanne)、フレデリック・ペトゥリーデス指揮のオーケストレット・クラシーク(Orchestrette Classique)が共演しました。初演者へのインタビューと当日のプログラムがPercussive Notes に掲載されています。
初演者の回想 によると、オーケストレット・クラシークは女性だけの室内管弦楽団でした。ペトゥリーデスは団員一人ひとりを独奏者として紹介したいと考えていました。ティンパニ奏者だったステューバが、手元にあったマリンバを代わりの独奏楽器として提案し、ペトゥリーデスがそのための作品を委嘱することになりました。
楽譜
G. Schirmerのピアノ・リダクション(ED3502/HL 50337080)は、マリンバをピアノ伴奏で演奏するための出版楽譜です。管弦楽用の資料については出版社の作品ページ の貸譜案内を参照してください。